この一年を振り返って、そして2005年に向けて
経営学を学んだことがない医者が、借金をして物を買い、薬を仕入れ、診療報酬明細を請求する。キャッシュフローをどうやって考えるのか、どうやって人を雇い給料を払うのか、全て未経験であった。
幸い元商社マンで経営コンサルタントをしている霞ヶ関CCの友人がサポートしてくれた。彼の人脈で公認会計士と税理士がチームを作って指導してくれる。その分、僕は医療に専念していればよい。

榊原記念病院時代の患者さんに加えて、新しい患者ID番号が800番台後半からスタートし、現在は2000番になろうとしている。つまり1000人以上の新しい患者さんが来てくださったことになる。これは想像以上のことである。ホームページ以外に特に宣伝はしていないが、患者さんが新たな患者さんをお連れ下さる。また区内の開業の先生方から心臓患者さんを送って頂くようになったことも嬉しいことである。
心臓専門医として、特に超音波専門医として得意な分野で仕事をすることはもちろん、いろんな病院とのネットワークを構築することがこの一年の大きな目標の一つであった。急性心筋梗塞や急性心不全を初めとする心臓救急は特に重要である。慶應大学、順天堂大学、東京医科歯科大、東京女子医大の大学付属病院、そして厚生年金病院、三井記念病院、北里研究所病院の先生方に感謝申し上げる。

新年だからといって目標を立てるということは好きではないが、専門性を前面に出した開業スタイルをさらに充実したものにしていきたい。大学病院や大病院では診察から検査、結果説明と最低三回は受診しなければ結論に到達できない。心臓に心配を持った患者さんは気が気でない。それを一日ですませることに意義がある。質とスピード、これが当クリニックのキーワードである。
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