何故、プロ野球はつまらなくなったか?
野茂がアメリカ大リーグに行った時は彼の先発予告試合だけしか中継されなかったが、イチローがシアトルに行ってからは野手である彼が出る試合、つまりほぼ毎試合中継されるようになった。さらに松井秀喜がヤンキースに入団したことで中継試合数は倍増したのである。このことは何をもたらしただろうか? 日米の野球の違いを中継を通して感じ見ることができるのである。選手の力とかストライクゾーンの違いとかではなく、野球観の違いを感ずるのである。試合運びのスピード、ファンサービス、球場のいろいろ、そしてなによりも鳴り物のない応援。ドーム球場が増えてますますあの鳴り物応援に腹が立っているのはボクだけだろうか。もっと静かにボールが弾かれる音や選手の息遣いを聴きたいと思うのはボクだけだろうか。
日本にもう一つのプロリーグであるJリーグが誕生してからはサッカーを見ることが多くなった。しっかりとした構想に基づいて地域に根ざした「サッカー文化」を作ろうとする意気込みを充分感じることができる。マスメディアや企業が宣伝効果だけを狙ってオーナーになっているプロ野球、完全に巨人頼りで営業努力をしようとしない経営者達のプロ野球に未来があるとは思えない。そこには野球という文化を感じない。

今年から楽天が仙台に新球団を持つ。新しい感覚のオーナー三木谷さんとアメリカ人のゼネラルマネジャーがきっとこれまでとは違った野球文化を創ってくれる期待がある。三木谷さんはJリーグのビッセル神戸のオーナーでもある。彼なら今のプロ野球機構に欠けているものを指摘し新たな方向性を示してくれる期待がある。そうでなければライブドアだって良かったはずである。ここは三木谷さんでなければならなかったし、そうなって良かったと思う。
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