休めない心臓 (2)
睡眠時無呼吸症候群とは睡眠中に呼吸が止まる病気で、イビキが止まることを奥さんに指摘され、それがきっかけで医者に来る。古くはスリーマイル島原子力発電所事故の原因が作業員の居眠りであったこと、電車の運転士が居眠りしたために事故を起こしたこと、などを契機に注目されるようになった。一般的には肥満体型で首が太くて短い人に多い。
心臓病の患者さんで24時間心電図(いわゆるホルター心電図)を行うと、時々夜間の脈拍が低下しない人を発見することがある。このような場合の原因の一つに睡眠時無呼吸症候群がある。
これまでは専門医のいる病院で一泊入院し検査しなければ診断ができなかった。ところが、手指で酸素飽和度を測定し鼻カヌラで呼吸をモニターする簡易型終夜睡眠ポリグラフなるものがある。これを用いると自宅で簡単にスクリーニングすることが可能になった。
ボクのクリニックでは先日から導入し検査を始めた。これまで8名に行いほとんど全員で無呼吸を確認することができた。最長で2分間の呼吸停止を確認できた患者さんがいる。
心臓は休みたい時に休ませて上げないと寿命が短くなることは間違いない。
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