AEDを街中に置こう
先日、BLS(Basic life support)講習会に参加してきた。これは心肺蘇生術の基本を学ぶものである。循環器専門医であればできて当然と思われるであろう。しかし体系だって講習を受けたことがないので非常に勉強になった。
ここで大切なことは、助けを呼ぶこと、119番電話をすること、AED自動的除細動器を用意することの三点である。
AEDとは心電図を自動解析し電気的除細動を行う機械のことをいう。大きさは30cm四方のサイズで、それほど重くはない。ここでいう細動とは心室細動、つまり心臓が空回りして全く動かない状態をいう。これを電気ショックをかけて元の調律に戻すこと、それが除細動ということになる。
これまでは除細動器をかけることができるのは医師に限られていた。それは心室頻拍や細動といった致死的不整脈を心電図診断する力が必要であったからである。しかし自動解析の精度が上がり、専門家でなくても除細動器が扱えるようになった。
理想を言えば心肺停止から4分以内にAEDをかければ命は助かる。街中にAEDがあればかなりの心臓突然死が予防できるはずだ。あとはこれを扱える人をどんどん増やす努力が必要だ。一度でも触ったことがあれば簡単にできるようになる。そのうち消火器訓練と同じようにAED訓練が義務づけになる日が来るようになって欲しい。
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