夏目雅子と本田美奈子
ボクのディスクトップパソコンのスクリーンセイバーには夏目雅子の笑顔がある。
 
その昔、夏目雅子の大ファンであった。
ボクと4歳違いの彼女は、1977年カネボウ化粧品のTVコマーシャルで鮮烈なデビューを飾った。夏目雅子の芸名をつけるきっかけとなったと言われる夏のキャンペーンガールポスターは街中にあふれた。
ボクが大学を卒業した年の1978年に放映された「西遊記」の三蔵法師役は忘れられない。
また1980年のNHK番組「ザ・商社」でのピアニスト役は、彼女のイメージをガラッと変えた。
短い生涯で11本の映画に出演した彼女の作品では、1983年の「時代屋の女房」と、その翌年の最後の主演女優となった「瀬戸内少年野球団」はとても好きな作品であった。
この映画を最後に病に倒れた彼女は27歳で白血病に命を奪われたのである。
 
そして昨年11月、同じ白血病のために女性歌手でありミュージカル女優であった本田美奈子が亡くなった。小さい体で迫力のある歌声が印象的なひとだった。
 
血液のガンである白血病は今や死の病ではなくなりつつある。骨髄移植で助かる命が増えているとはいえ、それでも救えない命がある。
医者になったボクが最初に目指したのは白血病と取り組む血液学であった。途中で循環器に転向したボクは、夏目雅子の死にショックを受けますますガンの医療を避けるようになった。
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