医師不足(5)
現在抱えている問題をボクなりに分析してきたが、どうしようもない最大の問題は日本医師会が医師を代表した組織ではないということである。いつのまにか開業医中心の圧力団体になってしまっているのである。現在の組織率は16万/25万=64%程度、開業医が90%入会しているのに対し、勤務医は半分程度である。もちろん医師会は医師会なりの努力をしている。しかし全医師を代表するものでない限りなんの強制力ももたない。
 
以前にも書いたが、「未来医師会ビジョン」で提案されたような抜本的改革をしない限り、医師会が国民から尊敬される組織になることはあり得ない。
ところが「広報活動が下手だから信頼されないのだ」と、つまらぬTVコマーシャルを流して自己満足しているようではますます国民は離れていってしまう。
「おっ、医師会もなかなかやるねぇ」
と言わせるような手を打たない限りどうしようもないだろう。
 
現在の「医師不足」という状況はある意味で改革のチャンスである。この機会を逸したらまたいつ訪れるかわからない。
そのための行動をおこさないといけないとはおもうのだが・・・
医師会に属し、開業医として働きながら、医師会改革を訴える、このことは口で言うほど容易ではない。
栗橋済生会病院の本田先生はテレビやネットを通して勤務医の現状と改革の必要性を訴えておられる。彼とは以前、榊原記念病院のシステム見学においでになられた時にお会いしている。彼の情熱をみて、「ボクもがんばらなくっちゃ」とは思うが・・・。
このことはボクの今年の課題にしようと思う。
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